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プロフィール

如月東子

Author:如月東子
C’est l’enfance de l’art.へようこそ。
(セ・ランファンス・ドゥ・ラール)

昔から絵を見るのが好きで、美術系の大学に行き「美術史」などを少し勉強しました。

その後、美術とは関係ないお仕事についたけど、美術について、普通の人よりはちょっぴりだけ多く考えてきました(多分)。

そんな私が、これまで美術鑑賞をするなかで気づいたこと・感じたこと・考えてきたことの中には、美術をもっと楽しみたいと思ってる人に、なにかヒントになることがあるかもしれません。

美術鑑賞の記録を中心に、美術館などの紹介や鑑賞の役に立つ情報などを載せていければ、と思います。

皆さんのお役に立てれば幸いです☆

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Prologue: 絵をみる喜び

絵を見るのはお好きですか?

絵を見ることの楽しみを知っていますか?


* * * * *

絵の「楽しみ方」(「たしなみ方」?)には一般的に、
大きく二つぐらいの方法があります。

ひとつは
「どんな見方もあなたの自由」「自分の感性を解き放って!」
というものです。

見た人の感性に任せる方法。


もうひとつは、
「描かれたモティーフには一つ一つ隠された意味があるんです」
「これを描いた画家はこういう人でした」
と言う風に、その絵についての背景知識得ることで理解を深める方法。


この二つの「絵の見方」は、どちらも大事なアプローチです。


でも、絵を見る本当の楽しみは
「そこから先」にあるのではないでしょうか。


絵をみる楽しみ、それは、
自分のあらゆる知識と感性と経験とを総動員して
ひとつの作品を読み解く喜び。

あるひとつの作品は、
今とは違う時代・違う地域に生きた画家が、
その思い描いた「イメージ」を
訓練された腕をもって絵画画面に定着させ、
(多くの人の手を経て)今ここに現存する「モノ」それ自体。

物質であり、コンセプトであり、
視覚に作用する色彩や形そのものでもあるもの。

貴重な歴史的資料である一方で、
目の前に立つ者の感覚器に否応なく作用してしまうもの。


ひとつの作品はたくさんのものを負っています。
様々なアスペクトを持っている。


絵の前に立ち、自分自身の感じることを聞き取る。

画家の考えたことを想像する。

そして自分のあらゆる知識と経験を呼び出して、画家の時代を想起する。


すると、(毎回とはいいませんが、)
自分の感じたことと
歴史の事実と
イメージそのものの発するメッセージが
みごとに交差する地点に立つことができる(できた気がする)
ときがあるのです。


そのとき私は絵を見る本当の楽しみを感じます。


これは、それぞれの人がそれぞれの仕方でしかできない
作品との出会いかた。

感性は入り口、背景知識は準備にすぎません。


ひとつの作品とあなたが向き合ったとき、
あなたの身体の中でしか生まれ得ない新しい作品の見方があります。

そんな美術作品との出会いの準備のために、
今日も絵や美術作品について考察を巡らすそんなブログです。

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